東京厚生年金会館 最後の演奏会とその理由 |
永らく定期演奏会の会場として使用してきた東京厚生年金会館は、年金問題の余波を受け、
平成21年度末で閉館することとなりました。
東京厚生年金会館最後の演奏会となった第49回定期演奏会の終演後に
記念として現役・OBOGと一緒に撮影した記念写真です。
事前に周知したとおり,手続きしていただいた皆様にはすでに送付済みです。
合わせて,昭和の代の方には白黒で名前入りの紙を同封してあります。
万一,届いていない方がいましたらご連絡ください。
なお,1名の方の卒業年度を間違えておりました。申し訳ありません。
下記リンクでは直っています。
(下記リンクで開いたものは印刷出来ません)
記念写真
記念写真(名前入り)左側
記念写真(名前入り)右側
「なんで厚生年金は最後なの?」という質問を多々受けましたので
改めて説明いたします。ちょっと時事ネタになりますが。。。。
旧社会保険庁のずさんな年金管理がニュースになったのはご存じかと思います。
この赤字を埋めるために,厚生年金で運用されていた各施設は,銀行の不良債権と同様に,
管理会社(年金・健康保険福祉施設整理機構)に移管され売却対象となってしまいました。
この管理会社の存続期限が平成22年9月末まで,最終的に全施設の廃止・民間への売却が予定されているからです。
(東京厚生年金会館そのものは平成22年3月末で閉館となります)
ちなみに,以下が全国のホールを持つ主な厚生年金会館の状況です。
北海道厚生年金会館 札幌市が落札し存続
石川厚生年金会館 北陸電力が落札し存続
愛知厚生年金会館 長谷工が落札しマンションに建て替え
広島厚生年金会館 市が存続に乗り出したものの財政難で頓挫中
九州厚生年金会館 北九州市が落札,運営を第3セクターに委託
大阪厚生年金会館 ホール存続が条件でオリックス不動産が36億円で落札
東京厚生年金会館は,今年(平成22年)3月末での閉館が正式に宣言され,同時に入札告示されました。
入札期間は平成21 年12 月1 日(火)から平成22 年1 月29 日(金)まで,
最低落札価格は¥9,500,000,000,つまり95億円です。(*_*)
落札されれば落札者の管理下になりますが,落札されなかったらどうなるんでしょう。。。
(以上は2010年1月現在の内容です)